社会人大学院である早稲田大学大学院 経営管理研究科(早稲田大学ビジネススクール)の「人材・組織」の科目にて、ゲスト講師として1コマ登壇させていただきました。

今回お声がけいただいたのは、ダイバーシティ・マネジメントや障害者インクルージョンを専門とされている内藤知加恵さんです。

企業で実際にマネジメントや組織づくりに携わっている社会人大学院生の皆さんに向けて、「過去20年の変遷から考える共生社会の解釈と障害者雇用推進のポイント」というテーマでお話しさせていただきました。

講義当日は、私からの話題提供に加え、皆さんからいただいた質問にお答えする対話形式で進行しました。

日々ビジネスの最前線に立つ社会人の方々だからこそ、いただいた質問はどれもご自身の現場に即したものでした。
障害者雇用の分野が、マネジメント領域にとって単なる知識ではなく「身近で実践的なテーマ」として捉えられていることを質問の端々から感じることができました。

講義の中で特にお伝えしたポイントは、ここ20年の障害者雇用における「雇用形態(類型)の増加」についてです。

この類型の多様化がどのような背景で生まれ、今どのような課題を抱えているのか。
その変遷を紐解いていくと、単なる制度の話にとどまらず、私たちが目指す「共生社会への問い」がそこかしこに溢れていることが理解できます。

市場経済の中にいる企業の合理性の中で「ケア」や「サポート」をどう位置づけるかは、現場を担う方にとって正解のない大きな問いです。

しかし、この問いに向き合い続けるプロセスそのものから、その企業ならではの「インクルーシブな雇用の解釈」が生まれるはずです。

当日、真剣な眼差しでこの問いに向き合ってくださった受講生の皆さん、そして貴重な機会をくださった内藤さん、誠にありがとうございました。

当研究所としても、引き続き社会にこの問いを投げかけ、ともに実践していく活動を続けてまいります。
早稲田大学大学院 経営管理研究科
内藤知加恵さん(早稲田大学大学院 経営管理研究科 准教授)