■Eachメンバーと記念撮影■

2025年2月4日に「Each WORK SHOP」が開催されたので、その活動報告です。

「Each WORK SHOP」とは?

障がい者雇用について、時にまじめに学び、時にたのしく語り合う。 企業の方や、福祉関係者、Eachメンバーなどさまざまな立場の方が交流することで明日から使える「ヒント」と「活力」がもらえる。 Each WORK SHOPはそんなイベントです。

株式会社Eachさんと一般社団法人自立学実践研究所は、事業の協働パートナーというご縁で親しくさせていただいています。

 

2025年2月4日の「Each WORK SHOP」の概要

【テーマ】

第一部:障がい者雇用のトレンドと今後の予測

第二部:障がい者雇用のお悩み相談会(ディスカッション形式)

 

【タイムスケジュール】

18:30 受付開始

19:00 開会挨拶《5分》

19:05 第一部「障がい者雇用のトレンドと今後の予測」

19:30 第二部「障がい者雇用のお悩み相談会」

20:00 交流会

20:50 閉会挨拶

 

イベント開催前の様子

第一部「障がい者雇用のトレンドと今後の予測」の様子

 第一部「障がい者雇用のトレンドと今後の予測」で登壇をさせていただきました。

 

「障害者雇用のトレンドと未来予測」登壇内容の要旨です。


現状と課題
  • 実雇用率は2.41%で法定雇用率2.5%を未達成。法定雇用率達成企業は46%と減少傾向。
  • 精神・発達障害者の雇用は増加しているが、サポート不足や中小企業への支援不足が課題。
今後の動向
  • 2026年には雇用率が2.7%に引き上げ予定。さらに、障害者手帳を持たない精神・発達障害者や難病患者の雇用率対象化も議論されており、より多様な雇用が求められる時代に。
インクルージブな雇用とニューロダイバーシティ
  • 多様な人々が公平に働ける職場環境の整備が重要。深い障害理解よりも、まずは尊重し合い、共に働く時間を持つことが大切。
企業の取り組み例
  • 職場内インターンや他部署での就業機会、地域活動への参加、自社サービスでのユニバーサルデザイン導入など。
最後に
  • 障害者雇用は、企業全体の働きやすさや多様性促進にもつながります。時間をかけて接点を増やし、共に働く環境づくりを進めていきましょう。

 

第二部「障がい者雇用のお悩み相談会」では、グループに分かれて、各企業が悩んでいる内容のシェアや第一部で話された内容をもとに自由な議論がされていました。

 

交流会の様子

交流会では、立場や業界の垣根を越えた活発なコミュニケーションが行われました。各企業の担当者や福祉関係者、そしてEachメンバーが一堂に会し、和やかな雰囲気の中で名刺交換や情報共有が進みました。

第一部・第二部の内容をきっかけに、実際の課題や取り組み事例についてさらに深掘りする会話が生まれ、障がい者雇用の現場で感じているリアルな悩みや、実践している工夫などが次々と交わされました。特に、「採用後の定着サポート」や「職場内での心理的安全性を高める取り組み」などの話題では、多くの参加者が共感し合い、意見を交換していました。

「同じ課題を抱えている企業が多いことに安心した」「実際の成功事例を聞けて、自社でも試してみたいアイデアが見つかった」といった声が上がり、参加者同士の新たなつながりも生まれていました。


おわりに

今回の「Each WORK SHOP」を通して、障がい者雇用の現状や課題、そして未来に向けた可能性を、多様な視点から共有することができました。登壇やディスカッション、交流会を通じて、多くの参加者が「明日から実践できるヒント」や「共に歩む仲間とのつながり」を得られた時間になったのではないでしょうか。

株式会社Eachさん、そしてご参加いただいた皆さまに心より感謝申し上げます。